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意嚮
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いかう
ふりがな文庫
“
意嚮
(
いかう
)” の例文
そして又、切開後の結果の如何に依つては敏雄の小學校への入學を一年延期したい父の
意嚮
(
いかう
)
だとも妹は亂れがちな筆で末尾に書添へてゐた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
彼の志望といふやうなもの、彼の偏愛といふやうなもの、即ち彼の個人的の自由は總て是等の人の
意嚮
(
いかう
)
のために破壞せられる。
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
そのまゝ
辿
(
たど
)
る常套主段を嫌つたのと、幼な友達の身の上を頼んだ、女房のお靜の
意嚮
(
いかう
)
を考へて、先づ嫁のお仙から調べを始める氣になつたのです。
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
若者たちも始めの内は、彼の
意嚮
(
いかう
)
を
量
(
はか
)
りかねて、多少の畏怖を抱いたらしかつた。しかし酒がまはり出すと、彼の所望する通り、
甕
(
みか
)
の底を打ち鳴らして、高天原の国の歌を唱つた。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ガラツ八は早くもその
意嚮
(
いかう
)
を察すると、よく馴れた獵犬の樣に素早く座を外して、どこかへ行つて了つたのです。
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“意嚮”の意味
《名詞》
意 嚮(いこう 「意向」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
どうしたいかについての考え。
(出典:Wiktionary)
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
嚮
漢検1級
部首:⼝
19画
“意”で始まる語句
意
意気地
意味
意外
意地
意見
意識
意久地
意氣
意地悪