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愍然
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かわいそう
ふりがな文庫
“
愍然
(
かわいそう
)” の例文
一体は亀屋の亭主に御前の身の上あらまし
聞
(
きき
)
て、失礼ながら
愍然
(
かわいそう
)
な事や、
私
(
わたし
)
が神か仏ならば、
斯
(
こう
)
もしてあげたい
彼
(
ああ
)
もしてやり
度
(
たい
)
と思いましたが、それも出来ねばせめては
心計
(
こころばかり
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
私はお前の根性が
愍然
(
かわいそう
)
でならねえ。私がよく言って聞かせるのは、ここだぞよ。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
其の心が虫よりも小せえから
己
(
おら
)
ア
愍然
(
かわいそう
)
でなんねえから意見を云うだ、えゝか、そんなに急いで獄門になりたがらねえで、旦那様が二十両下されば
幸
(
さいわ
)
えだアから、頭でも
剃落
(
すっこ
)
かして出家になるか
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この児はこういう訳のものだから
愍然
(
かわいそう
)
だと思ってくれる人だって有りゃあしない。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
愍然
(
かわいそう
)
だと思うから
悪
(
わり
)
い事は止めろや、これ堅気に成れや、大騒ぎやって首を投げ出して取った所が高が八十両べえの小さな金、旦那様のように一
時
(
じ
)
に二万も三万も儲ける事を御存じの人に比べれば
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
愍
漢検1級
部首:⼼
13画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“愍然”で始まる語句
愍然想