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想起
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おもいおこ
ふりがな文庫
“
想起
(
おもいおこ
)” の例文
梅子が泣いて見あげた眼の訴うるが如く
謝
(
わび
)
るが如かりしを
想起
(
おもいおこ
)
す毎に細川はうっとりと夢見心地になり狂わしきまでに恋しさの
情
(
こころ
)
燃えたつのである。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
この土地では大正開拓期の盛時を
想起
(
おもいおこ
)
させる一隅に在ったのも、わたくしの如き時運に取り残された身には、何やら深い因縁があったように思われる。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
想起
(
おもいおこ
)
すと夫が既に過去の事とは思はれ無い。先あ聞き給へ、其真相と云ふのは実に
恁
(
こ
)
うなんだ。
野球界奇怪事 早慶紛争回顧録
(新字旧仮名)
/
吉岡信敬
(著)
一度は僕も自分の
癖見
(
ひがみ
)
だろうかと思いましたが、
合憎
(
あいにく
)
と
想起
(
おもいおこ
)
すは十二の時、庭で父から問いつめられた事で、
彼
(
あれ
)
を
想
(
おも
)
い、これを思えば、
最早
(
もはや
)
自分の身の秘密を疑がうことは出来ないのです。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“想起(アナムネーシス(哲学))”の解説
哲学におけるアナムネーシス (el: ἀνάμνησις )とはプラトンの認識論的・心理学的理論で使われる概念。日本語では想起という訳語が与えられる。この概念はプラトンの対話篇の中でも『メノン』および『パイドン』で発展させられ、『パイドロス』でもそれとなく言及されている。
(出典:Wikipedia)
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
“想”で始まる語句
想
想像
想出
想念
想像力
想見
想夫恋
想像裡
想到
想浮