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情緒
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こゝろもち
ふりがな文庫
“
情緒
(
こゝろもち
)” の例文
清
(
すゞ
)
しい、とはいへ涙に
霑
(
ぬ
)
れた
眸
(
ひとみ
)
をあげて、丑松の顔を
熟視
(
まも
)
つたは、お志保。
仮令
(
たとひ
)
口唇
(
くちびる
)
にいかなる言葉があつても、其時の互の
情緒
(
こゝろもち
)
を表すことは出来なかつたであらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
僅かに
九歳
(
こゝのつ
)
の昔、まだ夢のやうなお
伽話
(
とぎばなし
)
の時代——他のことは多く記憶にも残らない程であるが、彼の
無垢
(
むく
)
な
情緒
(
こゝろもち
)
ばかりは忘れずに居る。
尤
(
もつと
)
も、幼い二人の
交際
(
まじはり
)
は長く続かなかつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“情緒”の意味
《名詞》
ある文物や場所などに接したときに受けるさまざまな感情。風情。雰囲気。
喜怒哀楽を生む心の動き。情動。
(出典:Wiktionary)
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
緒
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“情緒”で始まる語句
情緒纏綿
情緒主義
情緒的
情緒感的
情緒纒綿