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情無
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つれな
ふりがな文庫
“
情無
(
つれな
)” の例文
公子 それは、あまり、
情無
(
つれな
)
いお言葉と申すもの。が、その情無いお言葉は今に始まったことではなく、昔からのことでござりました。
レモンの花の咲く丘へ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
敷台までも下りず突立ちながら、用事なら庫裡の方へ廻れ、と
情無
(
つれな
)
く云ひ捨てゝ障子ぴつしやり、後は
何方
(
どこ
)
やらの
樹頭
(
き
)
に啼く
鵯
(
ひよ
)
の声ばかりして音もなく響きもなし。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
公子 (静かなれども熱心の口調にて)日頃
情無
(
つれな
)
い
貴女
(
あなた
)
のことゆえ、私に逢いに来られたのではござりますまいが、一人でそのようにうなだれているのを見ると、何んとなく貴女が
レモンの花の咲く丘へ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“情”で始まる語句
情
情夫
情婦
情人
情誼
情緒
情事
情合
情景
情死