“悪冷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わるつめた50.0%
わるび50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
式台は悪冷わるつめたく外套を脱ぐとくさめが出そうなのに御内証ごないしょう煖炉だんろのぬくもりにエヘンとも言わず、……蒔絵の名札受なふだうけが出ているのとはと勝手が違うようだから——私ども夫婦と、もう一人の若い方
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
巡査の制服は一気に夏服になったけれども、その年の気候はひどく不順で、その白服がうらやましいほど暑い時と、気の毒なほど悪冷わるびえのする日が入れ代わり立ち代わり続いた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)