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恍
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うっと
ふりがな文庫
“
恍
(
うっと
)” の例文
姿、形、作り、気品、その顔だけを除いて、もし
後向
(
うしろむ
)
きにしてこれをながめた時には、誰でも
恍
(
うっと
)
りとしてながめるほどの美人です。
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ここが、助かるか助からないかの瀬戸際という意気が、目にも顔にも、燃えるように
漲
(
みなぎ
)
っている。案の定、セルカークは
恍
(
うっと
)
りとした声で
人外魔境:10 地軸二万哩
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
その両方の酔いがもう大分まわったらしく、バイエルタールはだんだん
懆
(
あや
)
しくなってきた。半白の髪の様子ではもう五十にちかいだろう。ただ剛気そうな目が、
恍
(
うっと
)
りとした快酔中にもぎらついている。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
恍
漢検1級
部首:⼼
9画
“恍”を含む語句
恍惚
恍然
恍惚境
恍乎
見恍
空恍
寝恍
寝恍顔
恍惚郷
聞恍
淑奇恍惚
恍爾
恍然魅了
恍焉
恍気
大恍
恍惚感
恍呆
恍々惚々
寐恍