“聞恍”の読み方と例文
読み方割合
ききほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日は宗蔵も珍しく機嫌よく、身体の不自由を忘れて、嫂の物語に聞恍ききほれていた。実が刑余の人であるにもかかわらず、こういう昔の話が出ると、弟達は兄に対して特別な尊敬の心を持った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)