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怡悦
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いえつ
ふりがな文庫
“
怡悦
(
いえつ
)” の例文
嗚呼、初め我が人をして
聳聽
(
そうちやう
)
せしむべく、
怡悦
(
いえつ
)
せしむべき句ぞとおもひしものは、今は人々の一顧にだに價せざらんとす。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
虎すなわち大いに怒り、懺悔もし
竟
(
おわ
)
ればすなわち
怡悦
(
いえつ
)
す〉、同書一に明感という尼、虜賊に獲られ辱を受けず牧羊に使われ、苦役十年、一比丘に
遇
(
お
)
うて五戒を授かり
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
自然が閉じたる魂には拒み、開いたる魂にはささげ与え惜しまない、あの無数の
怡悦
(
いえつ
)
を考えつつ、英知の上の長者たる彼は、金銭の上の長者たる人々をあわれむようになる。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
山岳の秀美や荘厳を受取って吾が心霊の
怡悦
(
いえつ
)
と満足とを覚える場合はおのずから二つある。
穂高岳
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
われはポツジヨと
少女
(
をとめ
)
に誘はれて、海に
枕
(
のぞ
)
める小家に入りぬ。酒は
旨
(
うま
)
し。友は善く談ぜり。誰かポツジヨが軽快なる辯と
怡悦
(
いえつ
)
の色とを見て、その厭世の客たるを知り得ん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
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滿足
怡悦
(
いえつ
)
の情を湛ふるに相違無い。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
甚だ人に
怡悦
(
いえつ
)
の情を味はしめた。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“怡悦”の意味
《名詞》
喜び、楽しむこと。
(出典:Wiktionary)
怡
漢検1級
部首:⼼
8画
悦
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“怡”で始まる語句
怡
怡々
怡然
怡土
怡楽
怡和
怡晏
怡樂
怡土郡
怡顔斎