“思量(しあん)” の例文
... とく思量(しあん)して返答せよ」ト、あるいは威(おど)しあるいは賺(すか)し、言葉を尽していひ聞かすれば。聴水は何思ひけん、両眼より溢落(はふりおつ)る涙堰(せ)きあへず。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
そはともあれわれ今日は大王の御命(おおせ)を受け、和主を今宵招かんため、今朝(けさ)より里へ求食(あさ)り来つ、かくまで下物(さかな)は獲たれども、余りに層(かさ)多ければ、独りにては運び得ず、思量(しあん)にくれし処なり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)