“念頭(こころ)” の例文
金眸も常に念頭(こころ)に懸(か)けゐて、後日の憂ひを気遣ひし、彼の黄金丸を失ひし事なれば、その喜悦(よろこび)に心弛(ゆる)みて、常よりは酒を過ごし、いと興づきて見えけるに。聴水も黒衣も、茲(ここ)を先途(せんど)と機嫌(きげん)を取り。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)