“忠之”の読み方と例文
読み方割合
ただゆき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数本の桜の大樹が、美事に返咲きしている奥庭の広縁に、筑前藩主、黒田忠之ただゆき丹前たんぜん、庭下駄のまま腰を掛けていた。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「異見会の儀は、年来われわれが致し来りし通り、月毎、かならず城内の釈迦しゃかにて、催し候ふべし」と子息忠之ただゆきへの遺言状のうちにも言い忘れていなかった。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)