御造作ごぞうさ)” の例文
「おお、そうか? なるほど、咽喉もかわいたし、足もくたびれた。じゃあ、一つ、御造作ごぞうさになろうかな?」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「——ともあれ、北ノ庄まで落ちいて、心措こころおきなく始末、きれいに、所存しょぞんを遂げたいと思う。……この上の御造作ごぞうさじゃが、湯漬を一椀いちわん、馳走して賜わるまいか」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうまで仰言るなら、暁け方まで、御造作ごぞうさにあずかりやしょうか——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)