御談おだん)” の例文
かくに私は東京府から御払の地所を買請かいうけたまでの事なれば、府の命に服従するのみ、何か思召おぼしめしもあらば府庁へ御談おだんしかるべしとはね付ける。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ふく道理だうりこそ一夜の内に金の工面くめんが出來たるなれ夫に付て御談おだんじ申す事があり昨日きのふあさ流れる品を賣た代金百兩包みのまゝ帳箱ちやうばこの上に差置さしおきつひ事にまぎれて仕舞のを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)