トップ
>
御覚
>
おんおぼ
ふりがな文庫
“
御覚
(
おんおぼ
)” の例文
旧字:
御覺
婦人はやがて妾に向かいて、あなた様には
御覚
(
おんおぼ
)
えなきか知らねど、私はかつて一日とてもあなた様を思い忘れしことなし。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
片岡中将としいえば、当時予備にこそおれ、
驍名
(
ぎょうめい
)
天下に隠れなく、
畏
(
かしこ
)
きあたりの
御覚
(
おんおぼ
)
えもいとめでたく、度量
濶大
(
かつだい
)
にして、誠に国家の干城と言いつべき将軍なり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
明
(
あけ
)
ても
暮
(
くれ
)
ても
肘
(
ひじ
)
を
擦
(
さす
)
り
肝
(
きも
)
を焦がし、
饑
(
うえ
)
ては敵の肉に
食
(
くら
)
い、渇しては敵の血を飲まんとするまで
修羅
(
しゅら
)
の
巷
(
ちまた
)
に
阿修羅
(
あしゅら
)
となって働けば、功名
一
(
ひ
)
トつあらわれ二ツあらわれて総督の
御覚
(
おんおぼ
)
えめでたく
追々
(
おいおい
)
の出世
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
“御覚”で始まる語句
御覚召