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御縫
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おぬい
ふりがな文庫
“
御縫
(
おぬい
)” の例文
「そりゃ何ともいいませんでした。ただ娘の所で来てくれって頼まれたから行って来たっていいました。大方あの
御縫
(
おぬい
)
さんて人の
宅
(
うち
)
なんでしょう」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
何しろ
故
(
もと
)
の通りあの地面と
家作
(
かさく
)
を有ってるんだから、そう困っていない事は
慥
(
たしか
)
でさあ。それに御藤さんの方へは
御縫
(
おぬい
)
さんの方からちゃんちゃんと送金はあるしさ。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「出来るどころか、なかなか
能
(
よ
)
く
喋舌
(
しゃべ
)
ってね。例の調子で。——姉さんの考じゃ、島田は
御縫
(
おぬい
)
さんの所へ行って、
智慧
(
ちえ
)
を付けられて来たんだろうっていうんだがね」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
縫
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂