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御留守
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おるす
ふりがな文庫
“
御留守
(
おるす
)” の例文
「早く君に安心させようと思って、草山ばかり見つめていたもんだから、つい足元が
御留守
(
おるす
)
になって、落ちてしまった」
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この期間は日本最近の一世紀と同じく、外国の文学に心を傾け過ぎて、国語の変遷を
御留守
(
おるす
)
にした時代であった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
わたしはやむを得ず
俯向
(
うつむ
)
いたなり、
御留守
(
おるす
)
の
間
(
あいだ
)
に
出来
(
しゅったい
)
した、いろいろの大変を御話しました。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
敬太郎は「ええちょっと見て
貰
(
もら
)
いたいんだが、
御留守
(
おるす
)
のようですね」と云った。すると婆さんは、
膝
(
ひざ
)
の上のやわらか物を
隅
(
すみ
)
の方へ片づけながら、御上りなさいと答えた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
つまり一般の人間の徳義的感覚が鈍くなるから、作家批評家の理想も他の方面へ走って、こちらは
御留守
(
おるす
)
になる。ついに善などはどうでも真さえあらわせばと云う気分になるんではありますまいか。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「
大變
(
たいへん
)
御靜
(
おしづか
)
な
樣
(
やう
)
ですが、
今日
(
けふ
)
はどなたも
御留守
(
おるす
)
なんですか」
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“御留守”で始まる語句
御留守居
御留守中