トップ
>
御父
>
おと
ふりがな文庫
“
御父
(
おと
)” の例文
羽織を干して貰って、足駄を借りて奥に寝ている
御父
(
おと
)
っさんには挨拶もしないで門を出る。うららかな上天気で、しかも日曜である。
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
厭
(
いや
)
だよ。
御父
(
おと
)
つちやんべい。
大
(
おほ
)
きい
御馬
(
おむま
)
買
(
か
)
つて
呉
(
く
)
れなくつちや、
彼方
(
あつち
)
へ
行
(
い
)
かないよ」と
答
(
こた
)
へた。
聲
(
こゑ
)
は
小
(
ちひ
)
さい
男
(
をとこ
)
の
子
(
こ
)
の
聲
(
こゑ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
厭
(
いや
)
だよ。
御父
(
おと
)
っちゃんべい。大きい御馬買ってくれなくっちゃ、あっちへ行かないよ」
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“御父”で始まる語句
御父様
御父上
御父樣