“御壇”の読み方と例文
読み方割合
みだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御霊屋の一はいとど暗い。が、御壇みだんの床に、手燭の小さい灯が見える。そして母の姿は、もうそこにはいなかった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まことに、仏天ぶってん冥護みょうごならんと、その折も、孔雀明王くじゃくみょうおう御壇みだんに、われら、いかばかり謝し奉ったことかしれませぬ
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
卯木は、この間じゅうから、ここの御壇みだんの下に、寝かされていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)