後馳おくればせ)” の例文
我部屋へ戻りてから、始めて、後馳おくればせ憤然やッきとなッて「一生お嫁になんぞ行くもんか」と奮激した。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
すずしき眼よりあふるる処へ、後馳おくればせの伯爵悠々と参りたまい
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)