“後景”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいけい60.0%
こうけい20.0%
ばつくぐらうんど20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めちゃくちゃにいじるのを御寛容くださるし、松岡映丘まつおかえいきゅう氏は、後景はいけい、衣装を全部引きうけ、仲間になって下さった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
これらの山水画的後景こうけいは清長歌麿に及びて益〻進歩し、遂に北斎広重に至つて純然たる山水画をなせり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
後景ばつくぐらうんどに布き、裏浜および虹の松原は左右の翼のごとく飜り、満島より続きたる城下の市街の白堊はその間を点綴てんていし、澄みわたる大空に頭をもたげ、万斛ばんこくの風を呼吸し
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)