“彼塔(あれ)” の例文
いや彼塔(あれ)を作つた十兵衞といふは何とえらいものではござらぬ歟、彼塔倒れたら生きては居ぬ覚悟であつたさうな、すでの事に鑿啣(ふく)んで十六間真逆しまに飛ぶところ、欄干(てすり)を斯う踏み
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
いや彼塔(あれ)を作った十兵衛というはなんとえらいものではござらぬか、あの塔倒れたら生きてはいぬ覚悟であったそうな、すでのことに鑿(のみ)啣(ふく)んで十六間真逆(まさか)しまに飛ぶところ、欄干(てすり)をこう踏み
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)