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当方
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こっち
ふりがな文庫
“
当方
(
こっち
)” の例文
旧字:
當方
当方
(
こっち
)
は掛値なしの小銭払底なのだから、然らば他の乗客相手の取引で車掌に釣銭の出来るのを待つ外なしと観念して、後部座席に着いた。
青バスの女
(新字新仮名)
/
辰野九紫
(著)
ちょっと
当方
(
こっち
)
に話があるんだが——だからよ、
大工
(
でえく
)
でも
建具
(
たてぐ
)
でも、何でもそうだが、職人てものは
気性
(
きっぷ
)
でね、ことに左官なんて、
濡
(
ぬ
)
れ物を扱う職は、気性一つなんだ——
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
乗ってから
一寸
(
ちょっと
)
困ったことには、小銭が五十銭玉と銅貨二個。——僕自身の内規では、二割以上の買物をしないで大銭を崩すことは仮令
当方
(
こっち
)
がお客様であっても罪だと思っている。
青バスの女
(新字新仮名)
/
辰野九紫
(著)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“当”で始まる語句
当
当然
当惑
当時
当前
当座
当家
当身
当麻
当嵌