張場はりば)” の例文
だんだん繁昌するようになって、神田の店が手狭てぜまになってきたので柳橋二丁目のこの角地を買い、張場はりばをひろくとって職人も二十人もつかい手びろく商売をやっていた。
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この男、あたしの目に触れだしたのは、越前堀えちぜんぼりのお岩稲荷いなりの近所ににかに囲われていたころだった。染物屋こうや張場はりばのはずれに建った小家で、茄子なすの花が紫に咲いていた。