“弓門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アルコ50.0%
きゅうもん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時我は既にこゝにかゝれる弓門アルコの頂にありしかども、その何をいへるやをしらず、されど語れるものは怒りを起せし如くなりき 六七—六九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我もわが導者もともに石橋をわたりて進み、一の濠を蔽へる次の弓門アルコの上にいたれり、この濠の中には 一三三—一三五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
霖雨りんうの底で夜のレールがおぼろげに曲っていた。壊れかかった幌馬車が影のように、煉瓦の谷間の中を潜っていった。混血児の春婦がひとり、弓門きゅうもんの壁に身をよせて雨の街角を見詰めていた。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)