延若えんじやく)” の例文
たとへば仮りに、地方性を極度に異にすると見えた実川延若えんじやく氏を持つて来て、比較に据ゑて見る。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
鴈治郎と歌右衛門とが大阪での顔合せが、梅玉父子ばいぎよくおやこ意地張いぢばりから急に沙汰止さたやみになつたので、いつものやうに大阪俳優の大顔寄せといふ事になり、旅興行の延若えんじやくへその旨を通じると、延若は承知しない。
内蔵之助くらのすけ延若えんじやく12・5(夕)