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度外
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どはづ
ふりがな文庫
“
度外
(
どはづ
)” の例文
其処
(
そこ
)
から
下
(
お
)
りるのだと
思
(
おも
)
はれる、
松
(
まつ
)
の
木
(
き
)
の
細
(
ほそ
)
くツて
度外
(
どはづ
)
れに
背
(
せい
)
の
高
(
たか
)
いひよろ/\した
凡
(
およ
)
そ五六
間
(
けん
)
上
(
うへ
)
までは
小枝
(
こえだ
)
一ツもないのがある。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
三四郎に
度外
(
どはづ
)
れの女を面白がる積は少しもないのだが、突然御茶を
上
(
あ
)
げますと云はれた時には、一種の愉快を感ぜぬ訳に行かなかつたのである。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
マリヤンには
五歳
(
いつつ
)
になる女の兒がある。夫は、今は無い。H氏の話によると、マリヤンが追出したのださうである。それも、彼が
度外
(
どはづ
)
れた
嫉妬家
(
やきもちや
)
であるとの理由で。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
度外
(
どはづ
)
れに大きな體格をしてゐる力士を空想してゐると、彼等は肉體の力ばかりで確實に生きてゐるやうに見えて、馬越自身などは靈魂ばかりでふは/\と生きてゐるやうに思はれた。
仮面
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
“度外”の意味
《名詞》
考えや数に入れないこと。
範囲の外。法度の外。
(出典:Wiktionary)
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“度外”で始まる語句
度外視
度外物