“店内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たなうち66.7%
みせうち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つまり」と栄二はさぶの眼を見まもりながら反問した、「——おれは店内たなうちからお払いばこっていうわけか」
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
長二郎は六年ほどわたくし店内たなうちに住居いたしましたが只の一度夜うちを明けたことの無い、実体じっていな辛抱人で、店賃は毎月十日前に納めて、時々釣はいから一杯飲めなぞと申しまして
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「これだな」と、一行は澄ました顔をしてその前を素通りしながら、そっと横眼を使って店内みせうちを眺めると、有るわ有るわ、天幕てんと、写真器械、雑嚢ざつのうなど、一行の荷物は店頭に堆高うずたかく積んである。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)