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庇合
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ひあわい
ふりがな文庫
“
庇合
(
ひあわい
)” の例文
と言う叫びが、やや間を置いたところから聞えて、町家の
庇合
(
ひあわい
)
から、急に涌き出したように現れた、二つ三つの
提灯
(
ちょうちん
)
の光。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
時に湯気の蒸した風呂と、
庇合
(
ひあわい
)
の月を思うと、一生の道中記に、荒れた
駅路
(
うまやじ
)
の夜の
孤旅
(
ひとりたび
)
が思出される。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……ここで、一度待合になった処、
開店
(
みせびらき
)
の晩に、酔って裏二階から
庇合
(
ひあわい
)
へ落ちて、黒塀の忍返しにぶら下って、半死半生に大怪我をした客があって、すぐに寂れて、間もなく行方知れずそれは引越す。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
庇
漢検準1級
部首:⼴
7画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“庇”で始まる語句
庇
庇護
庇髪
庇様
庇間
庇護者
庇下
庇蔭
庇陰
庇廂