幾茎いくけい)” の例文
旧字:幾莖
今日きょうまで世をたようなものの、外部からきざして来る老頽ろうたいの徴候を、幾茎いくけいかの白髪に認めて、健康の常時とは心意のおもむきことにする病裡びょうりの鏡に臨んだ刹那せつなの感情には
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)