幸三こうぞう)” の例文
幸三こうぞうは、どんなひとかとおそるおそるはいってきたのでした。きっと社長しゃちょうというひとは、いかめしいかおつきをしているとおもったからです。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幸三こうぞうは、そこにあったおも鉄板てっぱん両手りょうてをかけました。しかし、それは、容易よういげることすらできないほど、おもかったのでありました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幸三こうぞうのもらっている給金きゅうきんだけでは、おもうように手当てあてもできなかったのです。かれは、それをかんがえると、かなしくなりました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)