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ふりがな文庫
“
平仮名
(
ひらがな
)” の例文
僕は実は
平仮名
(
ひらがな
)
には
時時
(
ときどき
)
形にこだはることがある。たとへば「て」の字は出来るだけ避けたい。殊に「何何して何何」と次に続けるのは
禁物
(
きんもつ
)
である。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
母は
平仮名
(
ひらがな
)
以外、ほとんど文字というものを書いたことがなかった。しかし耳学問はかなりに出来ていた。
私の母
(新字新仮名)
/
堺利彦
(著)
汁粉屋の茶碗というけれども、さすがに維新前に出来たものだけに、
焼
(
やき
)
も
薬
(
くすり
)
も悪くない。
平仮名
(
ひらがな
)
でおてつと大きく書いてある。私は今これを自分の茶碗に
遣
(
つか
)
っている。
二階から
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かく定義を下せば、
頗
(
すこぶ
)
る六つかしけれど、是を
平仮名
(
ひらがな
)
にて翻訳すれば、先づ地震、雷、火事、
爺
(
おやぢ
)
の怖きを悟り、砂糖と塩の区別を知り、恋の重荷義理の
柵
(
しがらみ
)
抔
(
など
)
いふ意味を
合点
(
がてん
)
し、順逆の二境を踏み
人生
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“平仮名”の解説
平仮名(ひらがな)は、音節文字の一つ。かなの一種である。異体字は変体仮名と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“平仮名”で始まる語句
平仮名文