干栗かちぐり)” の例文
他人ひとの喰べる物とは思われず、藤吉郎はあわててふたの上の杓子しゃくしをつかみ、大鍋の底をかきまわした。干栗かちぐり乾菜かんさいなどが交じっている玄米粥くろごめがゆであった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)