干与かんよ)” の例文
文筆に関したこと以外で実隆の干与かんよした職務といえば、御料所たる荘園の未進年貢の催促、勅額勅願所に関する出願の取次等もあった。
後世の卜部うらべ進出時代はいさ知らず、是が皇室御親おんみずからの祭の年久としひさしい伝統までに、干与かんよし得べかりし理由はあり得ない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私の地名解は年数が永いだけに、自分の知識のいろいろの段階が干与かんよしている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)