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幕閣
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ばっかく
ふりがな文庫
“
幕閣
(
ばっかく
)” の例文
幕閣
(
ばっかく
)
のうちでも、
奏者衆
(
そうしゃしゅう
)
といえば、
若年寄
(
わかどしより
)
の次席である。
小笠原左近将監
(
おがさわらさこんしょうげん
)
は、その奏者衆たるうえに、
寺社奉行
(
じしゃぶぎょう
)
の重職をかねていた。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十代
雅楽頭忠恭
(
うたのかみただやす
)
は、四年前の延享二年、譜代の小大名どもが、夢にまであくがれる老中の列にすすみ、御用部屋入りとなって
幕閣
(
ばっかく
)
に立ち、五十万石百万石の大諸侯を
無惨やな
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
譴責は解かれたものの、あれ以来、
幕閣
(
ばっかく
)
の上司たちにとって、多門伝八郎の存在は、決して快いものでなかった。とかくに不首尾つづきが生じた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いま
幕閣
(
ばっかく
)
では、俊基朝臣の処刑につづき、主謀の御一名、大塔ノ宮をば、いかにして召し捕えんか。そして、二度と世の光に会えぬ遠島に追いやらんかと、内々、心をくだいておる」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“幕閣”の意味
《名詞》
幕閣(ばっかく)
幕府に仕える幕臣のうち幕府の首脳部。また、そのような人。
(出典:Wiktionary)
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
閣
常用漢字
小6
部首:⾨
14画
“幕”で始まる語句
幕
幕間
幕府
幕僚
幕下
幕舎
幕切
幕賓
幕末
幕吏