常吉つねきち)” の例文
小野元秀は弘前藩士対馬幾次郎つしまいくじろうの次男で、小字おさなな常吉つねきちといった。十六、七歳の時、父幾次郎が急に病を発した。常吉は半夜せて医師某のもとに往った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)