“常侍”の読み方と例文
読み方割合
じょうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今、思い合せれば、先年、十常侍じょうじらの乱をかもした折、幼帝には北邙山ほくぼうざんへお遁れ遊ばしましたが、その頃、にわかに玉璽が紛失したという噂が一時立ちました。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悪吏の虐政に苦しむ人民のいたみはこんなものじゃないぞ。汝も、廟鼠びょうその一匹だろう。かの十常侍じょうじなどいう佞臣ねいしんの端くれだろう。その醜い面をさらせよ。その卑しい鼻の穴を天日に向けてけっ。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、十常侍じょうじ蹇碩けんせきなどが、時々そっと帝の病褥へ来てささやいた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)