“蹇碩”の読み方と例文
読み方割合
けんせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時めく十常侍の蹇碩けんせきの身寄りの者でも、禁を破って、夜、帯刀で禁門の附近を歩いていたというので、曹操に棒で殴りつけられたことがあったりした程である。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分を殺そうと謀った蹇碩けんせきも殺されたと聞いたので、一時の怒りもさめて、むしろ自分のつけた火の果てなくひろがりそうな光景に、呆然と戦慄をおぼえているらしい容子であった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
のみならず、十常侍の蹇碩けんせきらが、なにかはかっている経緯いきさつがうすうす分ったので
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)