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帰依者
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きえしゃ
ふりがな文庫
“
帰依者
(
きえしゃ
)” の例文
大町の
如道
(
にょどう
)
とか、和田の
親性
(
しんしょう
)
とか、
松住
(
まつずみ
)
の
円貞
(
えんてい
)
などという人々も、善信と知りあう機縁を得て、みな旧教をすてて念仏門の
帰依者
(
きえしゃ
)
になった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは玄内は大師の
帰依者
(
きえしゃ
)
だが、海真寺の住職は戒律を保たず、
堕落僭上
(
だらくせんじょう
)
の沙汰があるので、尊い本尊を預けておけないからだ〉と書いてある
銭形平次捕物控:096 忍術指南
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
あっちこち聞きあわせると、あの尼様はこの
四五日
(
しごんち
)
前から方々の
帰依者
(
きえしゃ
)
ン
家
(
とこ
)
をずっと廻って、一々
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼はついに聖フランシスの
帰依者
(
きえしゃ
)
となり、ローマ・カトリックの僧位を
獲
(
え
)
て始めて生活の安らかさを確保したのである。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
前関白月輪
(
さきのかんぱくつきのわ
)
公が、まず第一に指を折られる。次に、
大炊御門
(
おおいみかど
)
左大臣、
花山院兼雅
(
かざんいんかねまさ
)
、野々宮左大臣、
兵部卿基親
(
ひょうぶきょうもとちか
)
など、
殿上
(
てんじょう
)
の
帰依者
(
きえしゃ
)
だけをかぞえても、十指に余る。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それが十年以上もつづいているので、佐賀忠とよぶここの主人も、彼の
帰依者
(
きえしゃ
)
のひとりとなって、大施粥の行事には、便宜と、
喜捨
(
きしゃ
)
と、あらゆる援助を与えていた。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
下野
(
しもつけ
)
の城主大内
国時
(
くにとき
)
の一族をはじめ、
久下田太郎
(
くげたのたろう
)
秀国、真壁の郡司や
相馬
(
そうま
)
の城主
高貞
(
たかさだ
)
など——そういった歴々の
帰依者
(
きえしゃ
)
も、きょうはすでに家臣をひきいて、本堂の左右にいながれ
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
帰
常用漢字
小2
部首:⼱
10画
依
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“帰依”で始まる語句
帰依
帰依仏
帰依信仰
帰依大世尊