“きえしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
帰依者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はついに聖フランシスの帰依者きえしゃとなり、ローマ・カトリックの僧位をて始めて生活の安らかさを確保したのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
前関白月輪さきのかんぱくつきのわ公が、まず第一に指を折られる。次に、大炊御門おおいみかど左大臣、花山院兼雅かざんいんかねまさ、野々宮左大臣、兵部卿基親ひょうぶきょうもとちかなど、殿上てんじょう帰依者きえしゃだけをかぞえても、十指に余る。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが十年以上もつづいているので、佐賀忠とよぶここの主人も、彼の帰依者きえしゃのひとりとなって、大施粥の行事には、便宜と、喜捨きしゃと、あらゆる援助を与えていた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)