己丑きちゅう)” の例文
予他邦に遊学すること年有りて、今文政十二己丑きちゅうの秋きょうに帰る時に、慨然として心にいたむ事有りて、一夜これを
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
「松峰院妙実日相信女、己丑きちゅう明和六年四月廿三日」とあるのは、輔之の妻、「源静院妙境信女、庚戌こうじゅつ寛政二年四月十三日」とあるのは、允成ただしげはじめの妻田中うじ
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「寿松院妙遠日量信女、文政十二己丑きちゅう六月十四日」とあるのは、抽斎の生母岩田氏いわたうじぬい、「妙稟童女、父名允成、母川崎氏、寛政六年甲寅こういん三月七日、三歳而夭、俗名逸」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)