差担さしにな)” の例文
重い大きな荷物をこの朸のなかほどにゆわえつけ、二人で両端りょうはしを肩にのせて行くのを中担ちゅうにない、または差担さしにないともいっていた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三「ヘエ棄てまするのはそれは棄ても致しましょうし、又人に知れぬ様にも致しますが、わたくしは臆病で、仏の入った葛籠を、一人で脊負しょって行くのは気味が悪うございますから、たれかと差担さしにないで」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)