巨蛇うわばみ)” の例文
おれもさ、狒々ひひ巨蛇うわばみなら、片腕で退治て見せらあ。「おいらだって天狗の片翼を斬って落すくらいなら、朝飯前だ。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
殊に天井の下に横たわって居る梁などは恰で大きな巨蛇うわばみせなの鱗を動かして居るかと疑われる許りだ、余は自分が眩暈でもする為に此の様に見えるのかと思い、暫し卓子へ手を附いて居ると
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)