トップ
>
川靄
>
かわもや
ふりがな文庫
“
川靄
(
かわもや
)” の例文
晴れた日ほど、大河の水面から昇るうすい
川靄
(
かわもや
)
がぎらぎら光って、遠目ではよく見極められないが、どうかすると、城工事の掛声や石を切る音などが、対岸から風にのって聞えてくる日もある。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まだ
川靄
(
かわもや
)
もほの白いうちに、しきりと、
鴻雁
(
こうがん
)
が遠くで群れ立ち、やがて
鑼声
(
らせい
)
鼓笛
(
こてき
)
の音と共に、
櫓手
(
ろしゅ
)
の船歌が聞えだしていた。近づくのをみれば、花やかな三隻の官船である。特に、勅使船の
舳
(
みよし
)
には
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
風はなく——けさは白い
川靄
(
かわもや
)
さえ、たちのぼっていた。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
靄
漢検1級
部首:⾬
24画
“川”で始まる語句
川
川面
川柳
川上
川岸
川下
川原
川越
川端
川辺