崇重そうちよう)” の例文
莊嚴とか崇重そうちようとかいふ趣が出ないやうに言ふ人があるが予はあながちさうではないと思ふ、例へて見れば、例の「……皇國の興廢此一戰にあり」といふ文を、言文一致に解釋して
文章の音律 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
デンマルクの狂公子を通じて沙翁さをうの歌ひたる如くに、我は天と地との間をひめぐる一痴漢なり、崇重そうちようなる儀容をなし、威厳ある容貌を備へ、く談じ、能く解し、能く泣き、能く笑ふも
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)