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『文章の音律』
ふりがな文庫
『
文章の音律
(
ぶんしょうのおんりつ
)
』
近來の小説の文章は、餘程蕪雜になつたやうに考へられる、思想が大切であるのは言ふまでも無いが、粗笨な文章では思想が何んなに立派でも、讀者に通じはしまい、感じはしまいと思ふ。就中近頃の小説の文章に、音律といふことが忽にされて居る、何うして忽せ處 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「明治評論 第十二巻第五号」明治評論社、1909(明治42)年5月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
閉
(
ふさ
)
忽
(
ゆるが
)
強
(
あなが
)
忽
(
ゆるがせ
)
可
(
よ
)
白雄
(
しらを
)
好
(
い
)
崇重
(
そうちよう
)