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岳父
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しゅうと
ふりがな文庫
“
岳父
(
しゅうと
)” の例文
岳父
(
しゅうと
)
のくる時期でもないし、それに前触れもなかったので南は思いもよらなかった。南はあたふたと起って迎えた。
竇氏
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
女房はまだ部屋住でいた時に迎えて、もう子供が二人ある。里方は深川木場の遠州屋太右衛門である。しかし女房も
岳父
(
しゅうと
)
もただ手を
束
(
つか
)
ねて傍看する外無かった。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ところへまた、楊雄の
岳父
(
しゅうと
)
、
潘
(
はん
)
の爺さんというのが、これへ馳けつけてきた。
娘聟
(
むすめむこ
)
の一大事と聞いて、近所
合壁
(
がっぺき
)
の加勢を仰いで飛び出して来たのだが、わけを聞いて
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一同で選挙した団長が日露役の志士
沖禎介
(
おきていすけ
)
の親父さんで、一等船客の中には京大教授の博士もいれば、
木下杢太郎
(
きのしたもくたろう
)
の
岳父
(
しゅうと
)
さんもいる。中学校長もいれば有名な富豪もいる。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
「てまえは、臥龍の
岳父
(
しゅうと
)
の
黄承彦
(
こうしょうげん
)
というものじゃが……して、あなた様は?」と、
怪訝
(
いぶか
)
った。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
おとなしい娘を手に入れることが出来るのかと心中
窃
(
ひそ
)
かに喜んだのだが、それ程物堅い親子が
揃
(
そろ
)
って来るとなると、松源での初対面はなんとなく壻が
岳父
(
しゅうと
)
に
見参
(
げんざん
)
すると云う風になりそうなので
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
岳
常用漢字
中学
部首:⼭
8画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“岳父”で始まる語句
岳父御