“山階”の読み方と例文
読み方割合
やましな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先ず、知盛、重衡のひきいる三千余騎は山階やましなへ、通盛、教経のりつねら二千余騎は宇治橋を固め、行盛、忠度の一千余騎が淀の守りに当った。
行歩ぎやうぶかなへる者は、吉野十津川の方へ落ゆく。あゆみもえぬ老僧や、尋常なる修業者、ちごどもをんな童部わらんべは、大仏殿、山階やましな寺の内へ我先にとぞにげ行ける。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
山階やましなみやも英国の軍艦までおいでになって、仏国全権ロセスに面会せられ、五か条の中の一か条で御挨拶ごあいさつがあった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)