トップ
>
履音
ふりがな文庫
“履音”の読み方と例文
読み方
割合
くつおと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くつおと
(逆引き)
氏はいつの間にか婦人雑誌の口絵から抜け出して来たやうな
絹帽
(
シルクハツト
)
にフロツクコートといふ、りうとした
身装
(
みなり
)
で、
履音
(
くつおと
)
軽く
扉
(
ドア
)
のなかから出て来る。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
暁がた、男は一人で庭に降り立って、ほんのりとかかった
繊
(
ほそ
)
い月を仰ぎ仰ぎ、読経などをしながら、
履音
(
くつおと
)
をしのばせてそぞろ歩きしていた。
細殿
(
ほそどの
)
の前には
丁子
(
ちょうじ
)
の匂が夜気に強く漂っていた。
姨捨
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
暫くすると、ぞろぞろ信者の入つて来るらしい
履音
(
くつおと
)
がした。その度に
後方
(
うしろ
)
をふり向いてゐた夫人は
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
履音(くつおと)の例文をもっと
(3作品)
見る
履
常用漢字
中学
部首:⼫
15画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“履”で始まる語句
履
履物
履行
履歴
履脱
履歴書
履仲天皇
履践
履刷毛
履軒
“履音”のふりがなが多い著者
薄田泣菫
堀辰雄