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層々
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そうそう
ふりがな文庫
“
層々
(
そうそう
)” の例文
百合とは、その地下の球根(植物学上でいえば
鱗茎
(
りんけい
)
)に多くの
鱗片
(
りんぺん
)
があって
層々
(
そうそう
)
と重なっているから、それでそう百合というとのことである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
一字一句の
裏
(
うち
)
に宇宙の一大哲理を包含するは無論の事、その一字一句が
層々
(
そうそう
)
連続すると首尾相応じ前後相照らして
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
殆
(
ほとん
)
ど
柱状節理
(
ちゅうじょうせつり
)
をなし、
層々
(
そうそう
)
相重なって断崖に臨んでおり、山上にも多くの巨岩が、天を
摩
(
ま
)
して
聳立
(
しょうりつ
)
している
有様
(
ありさま
)
は、
耶馬渓
(
やばけい
)
の
鳶巣
(
とびす
)
山にも比すべきであろう。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
三四郎はできるだけの言葉を
層々
(
そうそう
)
と排列して感謝の意を熱烈にいたした。普通の者から見ればほとんど借金の礼状とは思われないくらいに、湯気の立ったものである。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かく花の時は葉がなく、葉の時は花がないので、それでハミズハナミズ(葉見ず花見ず)の名がある。
鱗茎
(
りんけい
)
は
球形
(
きゅうけい
)
で
黒皮
(
こくひ
)
これを包み、中は白色で
層々
(
そうそう
)
と
相重
(
あいかさ
)
なっている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
層
常用漢字
小6
部首:⼫
14画
々
3画
“層”で始まる語句
層
層雲
層塔
層楼
層一層
層見重出
層高
層大
層太
層層